「草刈り&BBQ」「Weeding & BBQ」
今日は草刈りの日。村の人達のお手伝いで鍋立山の草刈りをした。私たちの仕事は、村の人達が切った木を邪魔にならない場所に移動させる作業。前回の草刈りと同じ要領だ。雨が心配されたが、なんとかもってくれた。1時間半ほど作業して、その後ゆずるさんと一緒に鍋立山に登った。舗装されていない山道の道幅は50センチくらい。しかも片側は崖だ。このところ雨が振ったりやんだりの天気が続いていたので、ぬかるんだ道をヒヤヒヤしながら登った。頂上は6畳ほどのスペース。天気が悪かったので残念ながら景色を遠くまで見ることができなかった。晴れれば日本海も見えるそうだ。
草刈りの後、BBQの用意のお手伝いをした。茄子を切っていると茄子作りの定男さん(東京に茄子を出荷されてます)が「もぎたての茄子は生で食べれるんだよ」と言うので口に入れてみた。「おいしい〜」噛むと甘い。もぎたての茄子を少しの間水に浸けてアクぬきする。これだけでおいしい生茄子の出来上がり。こんな新鮮な野菜をいつでも口にしている峠の人達が健康なのは当然だと思った。
12時から、草刈りメンバー約30人が集まりBBQスタート。今まで見たことがない特大サイズの鉄板で肉を焼く。皆、だんだん酔っぱらってくると、いつもより更に気さくに話しかけてくれる。「あいこさーん」と同時に2人、3人と声がかかるのでアタフタした。しかし、いろんな方から、たくさんのお話を聞かせてもらって、村のことを更に知ることができてよかった。村の人達は皆本当にいい人ばかりだ。この村に来て本当に良かったと毎日のように思っている。
会も終わりに近づき、アーティスト達は「ムーンリバー」を歌った。この曲は夜9時に鳴ると峠村に響き渡る。しかし村の皆さんは「これ何の曲?」と聞いてきた。「この曲、毎日流れてるじゃないですか」と言うと、「え〜知らんかった」という返事。何十年も住んでるのに・・・とかなりビックリしてしまった。
お返しに、村の皆さんは「甚句」を歌ってくださった。私はこの甚句(越後地方に伝わる民謡)が好きで、ついつい口ずさんでしまう。今回はゆずるさんが歌っている時に、一緒に歌っていたら「なんであんたこの歌知ってるの?」とびっくりされた。覚えやすいし本当にいい歌なので、ベンのCDが出来たらぜひ聞いてください(HPを覗いてもらっても聞くことが可能です)
夕方は、しげまささんのお家に「峠CD」収録でベンと一緒に伺った。収録が終わり、奥さんのみよしさんも一緒に4人でおしゃべりをした。しげまささんは昔、峠村の野球チーム「スカイラーク」に所属していたと教えてくれた。もうかれこれ50年前のこと。当時の対戦チームは、まつだい役場のチームやJAのチームだったそうだ。グラウンドはまつだい役場の周辺にあり、1台の耕運機に何人もが乗り込み、ワイワイと話しながら1時間かけてグラウンドへ向かったそうだ。女性陣はお弁当を作り、野球チームに参加しない男性陣は太鼓を鳴らしてエールを送った。しげまささんは当時は本当に楽しかったとおっしゃっていた。この話を聞いて、私の頭の中に、若者が多く今よりもっと活気があった頃の峠村のイメージが浮かんだ。今、峠村は過疎問題を抱えている。私はここに住んでまだ2週間弱だが、もしこの村がなくなってしまったら悲しいなあと思った。




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